せたがやパートナー 事業団だより№59 平成29年7月14日発行。 発行 世田谷区社会福祉事業団 〒154-0017 世田谷区世田谷1の23の2 電話 0354508223 ホームページ http://www.setagayaj.or.jp/ 平成28年4月からの障害者差別解消法施行に伴い、広報紙パートナーでは文字情報をデジタル信号に変えることで、視覚障害者などが音声でその情報を知ることができる音声コードを各ページに挿入しています。音声コードを専用の活字文書読み上げ装置で読み取ると、掲載情報を音声で聞くことができます。 この冊子は、奇数ページは右下、偶数ページには左下に音声コードが挿入されています。 目次 1ページ 目次等 2ページ 特集 在宅生活を支援する事業団の取り組み①              3ページ 在宅生活を支援する事業団の取り組み②、お役立ち情報              4ページ 利用者紹介、お知らせ 施行 特集 在宅看護を支援する事業団の取り組み 世田谷区社会福祉事業団は、訪問看護ステーションにおいて、誰でもどんな疾病や障害でも適切な看護を提供し、安心してご自宅で生活を継続できるよう支援をしています。 訪問看護ステーションけやきとさぎぞう は 平成29年2月1日より機能強化型訪問看護ステーションとなりました 機能強化型訪問看護ステーションは、24時間対応、ターミナルケア、重症度の高い患者の受け入れ、地域住民等に対する情報提供や相談、人材育成のための研修等を通して地域包括ケア、在宅医療を中心となって進めていきます。 今回は小児への訪問看護についてご紹介します。 小児へのおもな支援内容 家族のお悩みの相談や、入浴等の清潔ケア・医療処置などの介助 発達を促す支援リハビリ、絵本の読み聞かせ、おもちゃ遊びなど お子様が病院から退院してくる際の準備 レスパイトケア、家族の休息 その他にも、お誕生日に手作りカードのプレゼントなど、少しでもお子様や家族に寄り添い、心身共にサポートしていけるよう支援しています。 事業団の小児への訪問看護 家族のニーズに合わせた訪問 事業団では家族ときめ細かい連絡を取り合うことによって、家族のニーズに合わせた訪問を心がけています。お子様が通所されている場所から帰宅されたあとの訪問や、兄弟を保育園へお迎えに行く時の留守番など状況に応じて対応しています。 家族会の開催 小児家族会レインボーの会を立ち上げ7年目になります。レインボーの会では音楽会や演劇など、お子様や家族が楽しんでいただけるような催しや、家族が情報共有・交換ができるよう家族交流会などを行っています。今年度は6月18日に開催し、プロのかたによる演劇と家族交流会を行いました。 問い合わせ先 訪問看護ステーションけやき 電話03-5450-8806 訪問看護ステーションさぎそう 電話03-5758-2811。 次ページに続く 質の高いサービスを提供するための看護力を高める取り組み 研修による専門性の向上 事業団の訪問看護ステーションでは、サービスの質を高めるために研修会を開催し、知識や技術の向上に努めています。 専門看護師の配置 現在、事業団には家族支援看護師1人と精神科認定看護師1人、計2人が所属しており、事業団全体の看護師に対してのコンサルテーションなどをとおしてサービスの質の向上を図っています。 家族支援看護師の役割 患者の回復を促進するために、家族が主体的に看護支援や問題解決ができるように 患者を含む家族のセルフケア機能を高めることが主な役割です。 精神科認定看護師の役割 精神障害のある患者さんの心のケアを第一とし、患者自身が自分の力で改善できるよう、サポートをすることが主な役割です。 お役立ち情報 深呼吸のすすめ 皆さんは呼吸とえんげ 飲込むこと に深い関係があることをご存じでしょうか。 私達は食べ物や水分を飲み込む時、0.5~0.7秒ほど呼吸を止めています。呼吸が浅いと、息を止められずに吸ってしまい、食べ物や水分・唾液が気管に入ってしまうことがあります。その結果、むせやごえんせい肺炎を引き起こす可能性があります。きちんと飲込むためには、日頃から深呼吸をして、呼吸を深くすることが大切です。 深呼吸の方法  5秒位かけて鼻から息を吸います。その後口先を尖らせて、10秒位かけて息を吐き出します。 息を吸う時は、吸った息がお腹に流れ込むようなイメージで、吐く時はしっかり吐いてください。  深呼吸には他にもこんな効果が 横隔膜が内臓を刺激し、内臓の動きが活発になる。  肺が膨らんで肺の表面から血管拡張物質がでて、血圧が安定する。 リラックスホルモン セロトニンが増加して、精神的疲労の回復に繋がる。  ろかホーム 歯科衛生士 渡辺三恵子 利用者紹介 元気のみなもと 特別養護老人ホーム ろかホーム ご利用者 堤つぎ さま 7年ほど前からろかホームに入所されている堤様は、この日ホームで行われたイベントでお化粧をしてもらい、とても嬉しそうでした。 普段から身だしなみには気を使われているようで、手を洗うたびにしっかりクリームを塗られるとのこと。90歳を過ぎているとは思えないほどつやのあるきれいな手をされています。 他にも、職員の話では、堤さんはいつも元気で、風邪もひかないとのことで、そのすこやかさにとても感心させられました。 元気の秘訣 ひととの交流 ホームでは歌のレクリエーションもあり、「歌は好き。一人だと歌えないけど、みんなが歌う時は一緒に歌うの」とおっしゃる堤様は周りのかたたちとコミュニケーションをとることがお好きです。この日もご家族が面会にいらっしゃった時のことや、ご家族と外出されて大好きなうなぎを召し上がった時のことなど、おやつの時間も気にせずお話をしてくださいました。 「廊下を通るスタッフのかたが時々話しかけてくださって、お話しをするんです。一人でぼーっとしてるよりお話しをするのが大好き。元気が出ます」と笑顔。 いろんな人たちと交流することが元気の秘訣のようです。   問い合わせ先 特別養護老人ホーム ろかホーム 電話 03-5317-1094 ファックス 03-5317-1090 苦情処理委員会について 世田谷区社会福祉事業団では、みなさまの苦情等に公正に対処するため、苦情処理委員会を設置しています。 ご意見やご要望、ご相談等につきましては、窓口の総務課総務係までご連絡ください。 問い合わせ先 総務課総務係 電話 03-5450-8223 ファックス 03-5450-8294