せたがやパートナー 事業団だより75 令和2年3月13日発行 発行 世田谷区社会福祉事業団 〒154-0017 世田谷区世田谷1-23-2 電話 03-5450-8223 ホームページ https://www.setagayaj.or.jp/ 障害者差別解消法施行に伴い、広報紙パートナーでは文字情報をデジタル信号に変えることで、 視覚障害者などが音声でその情報を知ることができる音声コードを各ページに挿入しています。 音声コードを専用の活字文書読み上げ装置で読み取ると、掲載情報を音声で聞くことができます。 この冊子は、奇数ページは右下、偶数ページには左下に音声コードが挿入されています。 目次 1ページ 目次等 2ページ 特集 事業団の地域貢献事業について 3ページ 世田谷区福祉人材育成・研修センター移転のお知らせ、お役立ち情報 4ページ 利用者紹介、お知らせ(研修・ご寄附) パートナーは、世田谷区の各区民センター、出張所、まちづくりセンター、図書館、あんしん すこやかセンター等、 スーパーマーケット オオゼキ(上町店、松原店、下北沢店、八幡山店、千歳烏山店、祖師谷大蔵店)及び スーパーマーケット サミット(梅ヶ丘店、砧店、砧環八通り店、下馬店、松陰神社前店、成城店、代沢十字路店、 深沢不動前店、芦花公園駅前店)、ユニクロ(世田谷千歳台店)で配布しています。 特集 事業団の地域貢献事業について 事業団では、地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)との連携による健康づくりの意識啓発活動、 地域で開催される区民向け講座などに講師として協力しています。 今回は、「どこでも保健室」の取り組みと事業団管理栄養士による講座のようすをご紹介します。 @「どこでも保健室」の取り組み 「どこでも保健室」は、区民の皆様に健康測定・健康相談や熱中症・筋力アップ等をテーマにした講座を開催しています。 あんしんすこやかセンターや自治会等が実施するサロンやイベント、自主グループに出向いて行っています。 保健室のメンバーは、看護師、管理栄養士、リハビリを行う理学療法士等です。 また、あんしんすこやかセンターの職員にもお手伝いいただいています。 令和元年度に行った活動 ●血管年齢・体組成(脂肪や筋力量)の測定会、運動や栄養の相談会 ●講座:「転倒防止の運動」「高血圧・高脂血症・糖尿病の食事」「子育て(子どもの病気や事故の対処)」「熱中症予防」等 測定会では結果をお伝えし、食事や運動等に関して専門職がアドバイスをしています。ご参加いただいた区民の方の中には、 ご自身が工夫していることをお話いただく等、健康に関する意識の高さを感じました。 今後も各地域に出向き、区民の皆様の健康的な生活に貢献できる活動をしていきます。 A事業団管理栄養士による講座 令和元年11月、当事業団の竹内管理栄養士が「『食』と『訪問介護・看護』」をテーマに講座を開きました。 講座では、在宅生活において食を支える仕組みが確立されていない現状を取り上げ、事業団の訪問介護・看護における 栄養指導の推進、食の大切さや口から食べることの意義と多職種連携の必要性を発信しました。 受講者からは、「最後まで口から食べることの支援の必要性を改めて感じました」、 「事業団の訪問看護や訪問介護に管理栄養士がいることは、他にはない先駆的な取り組みですばらしい」 等の感想をいただきました。 事業団では、早期の食に関する気づき、多職種連携を通していつまでも楽しく口から食べるための支援を目指してまいります。 ●世田谷区福祉人材育成・研修センター移転のお知らせ 世田谷区福祉人材育成・研修センターは、令和2年4月1日に、成城から梅ヶ丘拠点(うめとぴあ)内の 「世田谷区立保健医療福祉総合プラザ1階」に移転し、新たな研修センターとして生まれ変わります。 <センター長からのメッセージ> 少子高齢社会が進展する中、福祉サービスの充実 は不可欠で、中でも福祉人材対策は重要な課題です。 新研修センターでは高齢・障害分野に加え、子ども・保健医療分野を含め福祉人材の確保・育成・定着に 総合的に取り組みます。また、福祉の仕事の魅力発信など効果的な施策形成に向けた福祉に関する研究も行ってまいります。 誰もが安心して住み慣れた地域に住み続けられるよう、福祉人材対策に取り組んでまいりますので、 今後とも皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。 世田谷区福祉人材育成・研修センター長 瓜生律子 世田谷区福祉人材育成・研修センター 所在地:〒156-0043 世田谷区松原 6-37-10 世田谷区立保健医療福祉総合プラザ1階 受付時間:月曜日−金曜日 8:30~17:15 電話番号:03-6379-4280(令和2年4月1日から) ホームページ:https://www.setagaya-jinzai.jp ●お役立ち情報 タオルを使った肩甲骨体操で肩こり予防 冬の間に寒さで体が縮こまり、肩こりに悩まされている方も多いのではないでしょうか。 今回は身近にあるタオルを使った、肩こり予防体操をご紹介します。 @椅子に浅めに腰かけ、両手でタオルを肩幅くらいの長さに持つ。 A両腕を伸ばして、タオルを真っすぐ頭上まで上げる。 B頭の後ろからタオルを下ろし、肩甲骨を伸ばす。 AとBを10回繰り返す Bのとき胸を張るように するとより効果的です。 上北沢ホーム 機能訓練指導員 落合美夏 ●利用者紹介 元気のみなもと 烏山ホームヘルプサービス 岡田 八重様 港区白金出身で96歳の岡田様は、5年前から烏山ホームヘルプサービスをご利用になられています。 健康のため、毎日の食事などに気をつけ、規則正しい生活を送られています。 取材の際も100歳近くとは思えないほど元気に歩かれていました。 「職員のケアのおかげで毎日趣味の編み物を楽しめています」、 「今後も職員に助けてもらいながら自分でできることはやりたいです」 と職員への感謝と今後の目標を話してくださいました。 職員も、今を一番楽しまれている岡田様からいつも元気をいただいています。 元気の秘訣 編み物をすること 岡田様の元気の秘訣は編み物をすることです。 90歳を過ぎてから体 調を崩すことがあり、考える力を身につけたいとの思いから、 5~6年前に以前からされていた編み物をまた始められました。 自己流でやり方を覚えた編み物には、たくさんのアイデアが詰め込まれています。 「今度どういったものを編もうか、どうデザインしようか考えることが楽しいです」 と嬉しそうに話されるようすから、編み物が好きな気持ちが伝わってきました。 作品は、ひ孫さんやご近所のみなさんにプレゼントされ、みんなに喜んでもらえる嬉しさが、 作品作りのモチベーションになっています。