せたがやパートナー 事業団だよりbU7 平成30年11月15日発行 発行 世田谷区社会福祉事業団 〒154-0017 世田谷区世田谷1-23-2 電話 03-5450-8223 ホームページ http://www.setagayaj.or.jp/ 障害者差別解消法施行に伴い、広報紙パートナーでは文字情報をデジタル信号に変えることで、視覚障害者などが音声でその情報を知ることができる音声コードを各ページに挿入しています。音声コードを専用の活字文書読み上げ装置で読み取ると、掲載情報を音声で聞くことができます。 この冊子は、奇数ページは右下、偶数ページには左下に音声コードが挿入されています。 目次 1ページ 目次等 2ページ 特集 事業団の医療と介護の連携             3ページ 特集 事業団の医療と介護の連携 お役立ち情報              4ページ 利用者紹介、お知らせ 特集 事業団の医療と介護の連携 事業団では、様々なニーズを抱えた利用者に対応するため、看護師と介護職員の資質向上による、医療と介護の連携強化に取り組んでいます。今号では、たん吸引や、経管栄養等の医療的ケアに従事できる、介護職員の計画的養成について、紹介します たん吸引等の研修について 平成24年度から一定の研修を修了した介護職員等が、医療や看護との連携による安全確保が図られていること等の一定条件のもとで、たんの吸引等の行為を実施できることになりました。たん吸引等の基本研修と実地研修を両方修了することで、医師の指示及び看護師との連携のもと、たんの吸引や、経管栄養の医療行為が実施できるようになります。 ※喀痰吸引等の研修は、第1号・第2号・第3号の3種類ありますが、事業団は、東京都に研修機関の登録を行い、平成26年度から第2号研修を、毎年、実施しています。 基本研修 基本研修は、種類によりカリキュラムが異なりますが、基本手技や消化器系のしくみとはたらき・清潔保持・感染予防などについて学びます。基本研修ではシュミレーターを使用し、実際の吸引器や、経管栄養ボトルを使用し、演習も実施します。基本研修の終了後に、筆記試験が行われ、筆記試験、合格後に実地研修を行います。 実地研修 実地研修は、事業団の運営する特別養護老人ホームに入居されている、利用者家族の、ご協力により、実施の同意をいただいた上で、行っています。 研修内容は、指導看護師研修を修了した看護師が、医師の指示書をもとに、同意された利用者に対して、手技を、一つ、ひとつ確認しながら実施しています。 研修修了後に、実施できる医療行為 研修終了後、区分ごとに修了証明書が交付され、吸引等が実施可能となりますが、第2号研修修了者は、不特定多数の者に対して、医師の指示書のもと、たん吸引、経管栄養、が実施可能になります。また、第1号研修修了者は、不特定多数の者に対して・気管カニューレ・経鼻、経管栄養の医療行為も実施ができます。第3号研修修了者は、特定の者に対して、医師の指示書のもと、必要な行為が実施可能になります。 これまでの取組状況 事業団では、平成26年度から、指導看護師養成講習を修了した指導看護師。※(事業団の看護師)が講師となり、訪問介護(ホームヘルパー)職員や、特別養護老人ホームの介護職員を対象に、たん吸引等の医療ケアに従事できる職員を計画的に養成し、平成29年度までに、15名が研修を無事終了しました。今年度は10名程度が研修修了予定となっています。 皆様のニーズにも応えられるように、引き続き医療と介護が連携し、その人らしく生活が送れるように、希望や、利用者の目標を一緒に考えながら、支援を行っていきます。 ※指導看護師とは、都道府県の開催する、指導者養成研修を修了した看護師 問い合わせ 総務課総務係 電話03-5450-8595 お役立ち情報 簡単&ヘルシー 豆乳キムチ雑炊 用意する材料  二人分 豆乳 300t、 出汁 150t、 ご飯軽く2杯程度、 キムチ200g、 豆腐200g、 卵2個     青葱 適量 作り方。 @豆腐を1センチ角のサイコロ状に切り、青葱は、小口切りに切ります。 A出汁を鍋で火にかけ、少し湯気が出てきた頃に、ごはんを入れ、豆乳・キムチ・豆腐を加えて、味をな    ませます。あまりグツグツ沸騰させないよう弱火で煮ましょう。 B鍋に卵を落とし入れて、青葱をちらして出来上がりです。 利用者紹介、 元気のみなもと   元気の秘訣は、奉仕の心。 讃美歌 今年の3月から、寿満ホームかみきたざわに入居されている富岡さんです。鯖を食べて、食あたりで入院し、小学校の修学旅行に参加できなかった思い出を話され、「それ以来、今でも鯖は食べられないの・だけど中学校の修学旅行には行けたから良かったわ。」と笑顔。その後は、上町の、高等学校に通って、卒業まで生物の成績は1番だったの。と、昔を思い出しながらお話しされました。社会人になり、昼間働きながら、夜は英文タイプ学校にも通うなど、勤勉だったことも伺いました。 ホームに入居されてから血糖値が気になっていました。医師から車椅子に座っていても、足を上げる体操をすすめられ、起床時には必ず体操を行うのが現在の習慣だそうです。体操をしている様子を施設職員が絵に描いてくれたと、描いた絵を見せてくださいました。  施設での生活はテーブルを拭くなど、可能な範囲で手伝うことを心掛けて生活し、感謝の気持ちを忘れないようにしている、と話されました。また、インタビュー終了後に、素晴らしい声量で讃美歌を歌ってくださいました。 苦情処理委員会について 世田谷区社会福祉事業団では、皆様の苦情等に公正に対処するため、苦情処理委員会を設置しています。 ご意見やご要望、ご相談等につきましては、窓口の総務課総務係までご連絡ください。 問い合わせ先 総務課総務係 電話 03-5450-8223 ファックス 03-5450-8294