せたがやパートナー 事業団だよりNo.62 平成30年1月15日発行 発行 世田谷区社会福祉事業団 〒154-0017 世田谷区世田谷1の23の2 電話 0354508223 ホームページ http://www.setagayaj.or.jp/ 平成28年4月からの障害者差別解消法施行に伴い、広報紙パートナーでは文字情報をデジタル信号に変えることで、視覚障害者などが音声でその情報を知ることができる音声コードを各ページに挿入しています。音声コードを専用の活字文書読み上げ装置で読み取ると、掲載情報を音声で聞くことができます。 この冊子は、奇数ページは右下、偶数ページには左下に音声コードが挿入されています。 目次 1ページ 目次等 2ページ 特集 在宅生活を支援する事業団の取組み@      3ページ 在宅生活を支援する事業団の取組みA、お役立ち情報             4ページ 利用者紹介、お知らせ 特集 在宅生活を支援する事業団の取組み(通所介護事業所) 日常生活全般で介護が必要 糖尿病のためインスリン注射が必要 たんの吸引が必要 こうした重度の要介護認定を受けているかたや、医療的ケアが必要なかたでも、デイホームを利用したい!というご要望があれば、事業団のデイホームでは積極的に受け入れています。 そして、利用者お一人おひとりの状態に柔軟に対応したサービスを提供し、地域や社会とのつながりを保ちながら、ご自宅での暮らしを続けられるよう支援をしています。 今回は、事業団のデイホーム6事業所の中から、デイホーム太子堂での取り組み状況等をご紹介します。 在宅生活を支援する デイホーム太子堂の活動 現在、デイホーム太子堂では100才を超えるかた、医療的ケアや介護が必要な高齢者を含め、様々な状況のかたが通所されています。 皆さん、その人らしい生活の継続を目指してデイホームをご利用いただいています。 関係者と連携し、常に情報を共有 担当のケアマネジャーを中心に、実際に介護を行う担当者、ご家族や利用者が参加するサービス担当者会議を開くことで、生活全体の課題を皆が把握し、そのかたに合ったケアや対応などの情報を共有していきます。 できることを安全に 共有した情報等を活用して、感染予防や転倒等のリスク回避、異常の早期発見、疼痛対応等を優先しながら、様々なプログラムに参加していただきます。こういうことならできますね、このプログラムは控えましょうなど、具体的にひとつずつ確認しつつ、必要があれば休息をとりながら安全に活動することができます。 在宅での生活を続けるために 今後、ご自宅での生活を続けていく要介護のかたや、在宅で医療的なケアを必要とするかたがますます増えていくと予測されます。人生の最期をご自宅で迎えることを希望されるかたも増えるのではないでしょうか。 現状では、日常生活にも介護が必要なうえに、重篤な病気を抱えていると言うと、受け入れてもらえないのではと遠慮してしまい、必要な情報がいただけないことがあります。しかし、情報共有はとても重要で、ご家族を含め、ご自宅での生活を支える様々な関係者の横の連携をより一層タイムリーに行うことが必要です。 例えば、デイホームの看護師は日常的に医師から直接指示を受けることはありませんが、事前に緊急連絡先の確認や、どのような場合に医師の指示が必要かといった、情報の調整をし、デイホームでどこまでケアすることができるかを、すり合わせることができれば、楽しく過ごしていただけると考えています。 今後はさらに、在宅で医療的なケアを必要とするようなかたも受け入れていきたいと考えています。職員も介護技術や知識の向上に努め、区民の皆さんがいつまでも住み慣れた環境で生活できるよう支援します。(デイホーム太子堂所長、看護師) お役立ち情報 コタツの中でもできる お手軽体操 寒くなると足元、特につま先の冷えを感じるかたは多いかと思います。厚手の靴下を履いて保温に努めることは良いことですが、足の指は動かしていますか。 足指の動きが悪くなると、バランスを取りにくくなり転倒の一因となります。暖かい部屋の中やお風呂の中など、少し足の指を動かしてみましょう。 体操の説明 @足の指を、物をつかむように曲げます。 A足の指と指をできるだけ離すように開きます。 ※無理に行うと足がつることがあるので、痛みなく疲れが残らない程度の強さ・回数で実施してください。 芦花ホーム 理学療法士   宮澤 貴之 利用者紹介 元気のみなもと 訪問看護ステーション けやき  竹村 啓 様 2年ほど前から訪問看護を利用されている竹村様は、詩人として30年以上活動されているほか、たくさんの趣味をお持ちのとても感性豊かなかたです。 ライフワークとしている詩の他にも、語学の勉強をされていたり、以前には油絵の個展も開かれたことがあるそうで、実に多才。 さらに最近では、音楽を生きる、という感覚で踊る、朗唱舞踏というものにも挑戦していて、昨年7月には詩の朗唱と舞踏を組み合わせた公演を、すべて一人で手配して行ったそうです。一昨年は入院されていた時期もあったそうですが、今年の4月には2回目の公演も行う予定。現在は、とても生き生きと過ごされています。 そんな竹村様の元気の秘訣は、人と話すこと。 詩の仲間たちとの集まりや訪問看護などを通じて、本当に生きていく力になっているのは人と話すこと。人と話せることが自分にとって一番いいことだと気づいたそうです。 「人と会って話すことが一番好き。詩を書くのと同じくらい好きです。人と交流することは心の財産になるし、自分が豊かになる」とこの日一番の笑顔でお話ししてくださいました。 問い合わせ先 訪問看護ステーション けやき 電話 03-5450-8806 FAX  03-5450-8296 苦情処理委員会について 世田谷区社会福祉事業団では、みなさまの苦情等に公正に対処するため、苦情処理委員会を設置しています。 ご意見やご要望、ご相談等につきましては、窓口の総務課総務係までご連絡ください。 問い合わせ先 総務課総務係 電話 03-5450-8223 FAX 03-5450-8294