社会福祉事業団だより せたがやパートナー ナンバー85 令和 4年1月14日発行 発行 世田谷区社会福祉事業団 編集 経営企画課 〒154-0017 世田谷区世田谷1-23-2 電話 03-5450-8223 FAX 03-5450-8294 障害者差別解消法しこうに伴い、広報紙パートナーでは文字情報をデジタル信号に変えることで、視覚障害者などが音声でその情報を知ることができる音声コードを各ページに挿入しています。 音声コードを専用の活字文書読み上げ装置で読み取ると、掲載情報を音声で聞くことができます。 この冊子は、奇数ページは右下、偶数ページには左下に音声コードが挿入されています。 新年のご挨拶 理事長 板谷 雅光 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 昨年中は、事業団の事業運営に格別のご愛顧を賜り、心よりお礼申し上げます。 また、新型コロナ感染症拡大防止のための事業の自粛や縮小等により、皆様には様々なご迷惑やご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。再拡大の懸念もありますが、職員一丸となり安心してご利用いただける環境を整備してまいります。 現在、これからの10 年間を見据え、経営基盤の強化や事業の充実を目指し、中長期経営計画の検討を鋭意進めております。 今後も世田谷区をはじめ、関係団体、地域の皆様と力を合わせ、区民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、積極的に取り組んで参ります。 引き続き、ご指導とご支援をお願い致します。 特集 住み慣れた家で、地域で、暮らし続ける居宅介護支援事業所(ケアマネジャー事業所)のご紹介 1.居宅介護支援事業所とは 介護を必要とするかた(要介護認定を受けたかた)が介護サービスを利用できるようにケアプラン(居宅サービス計画)の作成を行う介護支援専門員(ケアマネジャー)が所属する事業所です。 事業団の居宅介護支援事業所はここがちがいます! ◎ 経験豊富なケアマネジャーが多数在籍 事業所には5〜8人の経験豊富なケアマネジャーが在籍しており、主任介護支援専門員の有資格者も複数在籍しています。 ◎ 研修による計画的なスキルアップ 法人ないまたは外部研修で計画的にスキルアップをはかっています。 ◎ 多職種連携によるサービスの提供 法人ないの各種サービス(訪問看護、訪問介護、デイサービスなど)とのスムーズな連携ができます。 2.介護支援専門員(ケアマネジャー)とは  保健・医療・福祉・介護などの知識を持ち、ご本人やご家族の状況や希望を聞き取り、ケアプラン原案を作成し、ご本人、ご家族、専門職で協議してケアプランを決定します。 実際の支援例 相談者の内容 長年住み慣れた地域から母を呼び寄せたがテレビの前で過ごすことが多く、家にこもりがち。 足腰も弱くなってきたようだ。デイサービスを利用してみようと思うが、選び方がわからない。 ケアマネジャーの支援 お母さまのお体の状態やご希望に合うデイサービスをいくつか紹介させていただき、見学を手配しました。また、見学にも同行し、サポートさせていただき、希望のデイサービスが決まりました。気の合うお友達もでき、デイサービスにでかけることを楽しみに毎日を過ごされています。 松原あんしんすこやかセンターは令和4年1月31日に移転します 松原あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター) 所在地:世田谷区松原5の43の28 電話:03−3323−2511 ※変更なし FAX:03−5300−0212 ※変更なし 担当地区:松原1〜6丁目 受付時間:月曜日〜土曜日 8時30分〜17時     (祝日、12月29日〜1月3日を除く) 「せたがや福祉区民学会」第13回大会で、事業団が発表します。 今年のテーマは「学びあい、広げよう せたがや福祉の輪『希望へつながる 新たな一歩』」です。 事業団では、日ごろの取組みなどを広く知っていただくため、毎年、発表しています。今大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえ、昨年同様Web等を活用した開催となります。  事業団からは、日常の介護等の取組み、地域の人との関わりなど5つの発表を行います。  世田谷区福祉人材育成・研修センターのホームページで、ぜひご視聴いただきご意見・ご感想などお寄せください。 開催案内 公開期間 令和4年2月19日〜 令和4年3月18日 内容 @基調講演:「高齢者も障害のある人も“支援と環境”で変わる!!」     長谷川 幹 氏 (三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック院長)             (せたがや福祉区民学会会長)    Aワークショップ 「希望をもって暮らしつづけられるまちとは」             (Zoom 開催・申込制) 参加方法 発表事例集閲覧、動画視聴、アンケート提出 参加費  無料 ご利用者紹介 元気のみなもと ●北沢介護保険サービス/訪問看護ステーション北沢ご利用の 清水 初子 様 御年99歳の清水様は、平成20年から居宅介護支援と訪問看護サービスをご利用になられています。清水様は「瀬田さん(北沢介護保険サービスケアマネジャー)がシャワー付きポータブルトイレ導入の手続きをしてくださったおかげで生活が快適になりました」、「川上さん(訪問看護ステーション北沢理学療法士)のケアにより少しずつ歩けるようになっています」と嬉しそうに話してくださいました。 清水様は長年羽根木に住んでいらっしゃいます。昔は道路が整備されておらず、銀座に行くときは東松原駅で靴を履き替えていたことや昔から羽根木公園の梅の木の成長を見守られてきたことなど、羽根木での思い出をたくさんお持ちです。 また、清水様はたくさんの趣味をお持ちですが、中でも色鉛筆画がお好きです。色鉛筆画は80代後半から始められ、これまで近所のカフェ「せんじゅ」で8回個展を開かれてきました。色鉛筆の力を込めて描くと出てくる色に魅了され、そこから混色で強弱をつけたり、線画を覚えたりと描くことがとても面白く好きになられました。 ◆元気の秘訣 来年100歳を迎えられる清水様の元気の秘訣は個展を開くために作品を作ることです。コロナ禍により2年間個展ができておらず、「個展にはデイサービスやコーラスグループの皆さん、親戚も見に来てくださるので、また作品展を開きたいです」と今後の目標を力強く話してくださいました。 「絵を描くことが私の一番の楽しみです」と話される清水様を見て、好きなことは何歳からでも始められることを実感し、新しいことに挑戦したい気持ちが強くなりました。