P1 世田谷区社会福祉事業団だより せたがや パートナー 2023/1 No.89 令和5年1月13日発行 発行/世田谷区社会福祉事業団 編集/総務課 〒154-0017 世田谷区世田谷 1-23-2 電話、 03-5450-8223 FAX、 03-5450-8294 特集 事業団の訪問介護 あけましておめでとうございます 今年も世田谷区社会福祉事業団をよろしくお願い申し上げます 新年のご挨拶 理事長 板谷 雅光 昨年中は、事業団の事業運営に格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。 本年度は、令和8年度までを期間とする「中長期経営計画」の初年度にあたります。事業団を取り巻く厳しい状況に的確に対応すべく、新たに経営戦略を定めるとともに個々の事業別行動計画の実践による不断の経営改革を進めているところです。 今後も世田谷区をはじめ、関係団体、地域の皆様のお力添えをいただきながら、未だ収束の見えないコロナ禍においても、区民の皆様が安心してご利用いただける地域になくてはならない事業団となるため、職員一丸となり引き続き努めてまいります。 P2 住み慣れた家で「その人らしい」生活を支援する 事業団の訪問介護(ホームヘルプサービス)のご紹介 世田谷区社会福祉事業団のホームヘルプサービスでは、高齢者や障害のある方が、住み慣れた地域で安心して生活できるよう、利用者のお宅に伺い、入浴、排せつ、食事等の介護、その他生活に必要な援助、外出支援等のサービスを提供しています。 ホームヘルプサービスについて 高齢者向けの訪問介護サービス 対象者 65歳以上、または40歳から64歳の特定疾病の方で、要介護認定を受けた方  サービス 入浴、排せつ、食事等の介護などの「身体介護」や、調理、洗濯、掃除等の日常生活を支援する「生活援助」を行うサービス 障害のある方向けのサービス(居宅介護・重度訪問・同行援護) 対象者 障害支援区分の認定を受けた障害のある方(障害福祉サービス受給者証をお持ちの方) サービス 自立した日常生活を送ることができるように、身体介護や、家事援助等を提供するサービス その他のサービス(移動支援) 対象者 移動が困難な障害者(児) サービス 社会参加に必要な外出時の支援を行うサービス ホームヘルパーからのメッセージ 大沼ヘルパー Q:ホームヘルパーの仕事(身体介護や生活援助)では、どのようなことをされていますか 身体介護では、入浴介助・清拭、おむつの交換、服薬の確認や一緒に車いすでスーパーに買い物に行ったり、料理を作ったりしています。生活援助では、調理、キッチン・浴室・洗面所・トイレなど水回りの掃除や買い物代行などを行っています。 Q:一人ひとりに合ったサービスを提供するためにどのようなことを心掛けていますか ご利用者との会話を大切にしています。掃除してもらいたい場所や何が食べたいのかを聞きとったり、体調の確認をしたりと、会話から得た情報をサービスにつなげています。 Q:仕事のやりがいを教えてください ご利用者から感謝の言葉をかけていただけることにとてもやりがいを感じます。退院後、久しぶりに近くのスーパーに買い物に出かけた方から、「一人では不安だったけど、あなたと一緒で安心して買い物ができた。ありがとう」と心から感謝の言葉をかけて下さったときは、この仕事をして本当に良かったと思いました。   P3 ケアマネジャーからのメッセージ Q:ホームヘルプサービスを利用されている方のご家族から、どのような声をいただいていますか 「退院するときはどうしていいかわからなかったけれど、ヘルパーの皆さんが来てくれるので安心して自宅で生活できるようになりました。体を拭いてくれるなど、とても気持ちよく過ごせています」「家族が仕事に出かけてしまってもヘルパーさんが来て準備を手伝ってくれるので元気にデイサービスに行くことができています」といった声をいただいています。 所長からのメッセージ 世田谷ホームヘルプサービス 永嶋所長 烏山ホームヘルプサービス 芳村所長 「いつまでも住み慣れた家で、自分らしく暮らしたい」というご希望を持っている方は多くいらっしゃると思います。ご利用者、ご家族の思いを汲み、今より少しでも快適に、安心して在宅生活が送れるように、ケアマネジャーはじめ、他のサービスと連携しながら、私たちがサポートします。 サービスのご紹介(身体介護・生活援助組み合わせサービスの提供例) 10:15 訪問・挨拶・体調確認 「おはようございます!」と元気な挨拶をし、笑顔でいつもとお変わりないか体調を確認します。 訪問時にICタグを読み取り、サービス内容を確認します。笑顔でコミュニケーション。 10:25 薬の確認、服薬介助 今日飲む薬を確認し、服用してもらいます。薬はご利用者にも確認していただきます。 10:35 部屋の掃除 ご利用者と一緒に部屋の掃除をします。部屋がきれいになると気持ちも明るくなりますね。 10:50 料理 今日は、スクランブルエッグとジャガイモのお味噌汁を作ります!ご利用者にも灰汁取りや、味見を一緒にしてもらいます。 11:30 サービス終了 今日のサービスは終了です。ご利用者と次の訪問日を確認しました。終了時はスマートフォンで記録と終了報告をします。次回もよろしくお願いします。 ご利用者からのメッセージ 食事の保存方法や冷凍方法をいろいろ教えてくださり大助かりです。ありがとう。 お問い合わせ  世田谷ホームヘルプサービス TEL 03-5450-8292 烏山ホームヘルプサービス  TEL 03-6694-6765 P4 せたがや福祉区民学会 第14回大会に参加しました 世田谷区内の大学、福祉事業所、区民、行政が様々な実践活動の発表を通し、学びあい、区民福祉の向上を目指す「せたがや福祉区民学会」の第14回大会が、令和4年12月3日(土)、駒澤大学駒沢キャンパス種月館(3号館)で開催されました。駒澤大学川上富雄教授による基調講演「いのちとくらしを守る?地域防災と地域福祉の融合?」に続き、46の口頭発表・ポスター発表、学生実行委員によるワークショップ等が行われました。 第14回大会は、新型コロナウイルス禍で3年ぶりに大学での開催となりました。   第14回大会のテーマ 『心(ハート)でつなぐ、未来につなぐ』 事業団からは、5事業所が6つの発表を行いました。 発表タイトル 特養ホームにおけるチームアプローチで取り組む褥瘡ケア ?ラップ療法を用いたケアの実践? 所属 特別養護老人ホーム 上北沢ホーム 発表タイトル 安心して在宅生活を送るために 世田谷区福祉事業所調査の結果を踏まえ より良いケアの実現 所属 福祉人材育成・研修センター 発表タイトル 右膝骨折後、保存治療で清拭対応となっていた利用者の入浴再開までの報告 所属 特別養護老人ホーム 芦花ホーム 発表タイトル アロマセラピーで認知症ケア 芳香療法で穏やかな日々を 所属 特別養護老人ホーム 上北沢ホーム 発表タイトル 地域で支える「重度失語症者」へのコミュニケーション支援 デイ・ホーム世田谷「ことばの教室」の実践より 所属 デイ・ホーム世田谷 発表タイトル “その人らしさ”と向き合うことで主体性を引き出すことの出来た一症例 YouTubeによる自撮り機能活用による社会参加の促進 所属 訪問看護ステーション三軒茶屋 会場は福祉事業所従事者をはじめ、区内大学の研究者・福祉を学ぶ学生や区民の方々でにぎわっていました。一堂に会することで、発表者・参加者が心(ハート)でつながり、未来につながり、区民福祉の向上につながることが実感できる大会になりました。世田谷区社会福祉事業団は、今後もこのような機会を積極的に活用し、区民・関係者と活発な交流を深めてまいります。 ご寄附 多くの皆様より、善意の寄附金、寄附物品をいただきました。心から御礼申し上げます。 令和4年6月から令和4年11月にご寄附いただいた方 阿部光一様、鈴木恒子様、井洋子様、金子怜三様、島本一秀様 他 (※お名前はご了承いただいた方のみ掲載しております) 当法人への寄附は、所得税等の税法上の優遇措置の適用がございます。ご寄附のお申し出は下記の問い合わせ先、または各事業所までお願いいたします。 お問い合わせ 経営企画課 経営企画係 電話 03-5450-8595