世田谷区社会福祉事業団では、令和元年6月から7月にかけてお客様を対象としたサービス評価アンケートを実施しました。アンケートは平成31年4月に事業団のサービスをご利用いただいたお客様にお送りし、ご回答いただきました。
皆様から多くのご協力を賜り、誠にありがとうございました。
配付数 | 有効回収数 | 回収率 |
2,611通 | 1,377通 | 53% |
サービスの総合的な満足度については、在宅サービス、施設サービスともに、90%以上のお客様から「非常に満足」または「満足」の回答をいただきました。
一方で、サービス内容や食事等に関して様々なご意見ご要望もいただきました。皆様から寄せられた貴重な声を真摯に受け止め、より一層のサービス向上に取り組んでまいります。
なお、アンケートの詳細な報告書は各事業所の窓口に閲覧用として設置していますのでご覧ください。
●前回(平成29年度)実施後のサービス改善の一部をご報告します。
【訪問介護:世田谷ホームヘルプサービス】
「情報の共有が遅れることがあったので、徹底してほしい(デイサービス・訪問看護)」とのご指摘をいただきました。
新たにモバイル端末を用いたシステムを導入することで、利用者の状況を早い段階で把握し、関係機関へ迅速に連絡・報告するよう連絡体制を強化しました。
【通所介護:デイ・ホーム弦巻】
「デイ・ホームは、楽しみですか」との質問に対し、「どちらでもない」の回答をいただいた割合が17%と、集団活動を行う中で、個人の利用の目的や興味等への対応が不十分でした。
そのため、個々の趣味や関心事、活動能力を把握するために茶話会やおやつ作り、小規模の外出会(喫茶外出)等を実施し、プログラムも増やしました。その結果、「どちらでもない」「あまり楽しみではない」の回答をいただいた割合は10%に減少し、「デイ・ホームが楽しみだ」と回答いただいた割合は90%以上になりました。
【通所介護:デイ・ホーム松原】
「施設内のスペースが狭い」とのご指摘をいただきました。
体操時には、ソファーを移動することでスペースを広くとり、昼食時には、テーブルの位置を壁際に移すことで、スペースを確保できるようにしました。
【特別養護老人ホーム:上北沢ホーム】
「職員によって技術に差がある。高齢者に接するので、もっと練度を高め、全員のレベルアップを図ってほしい」と改善を望む声が寄せられました。
新人職員へのOJTの指導方法を見直し、職員研修では、ディスカッションを多く取り入れ、情報を共有するようにしました。また、フロアミーティングや重要伝達ノートを活用し、伝達体制の強化を図りました。