訪問看護ステーション北沢では10月の勉強会で「ACPとは~最善を期待して、最悪に備える」というテーマで小原医院の小原正幸先生を迎え講義をしていただきました。
ACPとはどういうものか?いつから行うか?ACPのコツ等、とても具体的でわかりやすい内容でした。
ACPとは前向きにこれからの生き方を考えるためのプロセスで、療養者の意思を尊重した医療やケアを提供し、尊厳のある生き方を実現することが目的です。死について考えたり議論したりすることに少なからず抵抗のある国民性や文化的背景が乏しいので、なかなか難しい側面もあるとのことでしたが、とにかくACPを意識し、話し合いを重ねていくことが大切だということを学びました。
研修後は自分の事を考えてみたい、家族と話し合いたい、早速両親に冊子を送ります等、様々な反響がありました。
日々の訪問の中でも、その方の生き方、価値観を知り、それを尊重した関わりをしています。医療者ゆえに、倫理的に悩むこともありますが・・・。来週のカンファレンスでは、更に意見交換を重ねて、ACPについてそれぞれの考えを深めていけたらと思っています。