令和５年度　訪問看護ステーション北沢　精神勉強会

訪問看護ステーション北沢では７月２６日　東京都立松沢病院の精神科認定看護師　佐藤慎子先生をお招きして、「動機づけ面接」というテーマで勉強会を行いました。

動機づけ面接とは米国のミラーとイギリスのロルニックによって開発された、対人援助論です。

問題を自覚していない人の気づきを促したり、行動をためらったりする人の「行動しよう」という動機を高めていく事を目的とする面接法です。

講義では面接のプロセスや基本スキルを学びました。

基本スキルはOARSと言い、

• オープンクエッション
• 是認　
• 聞き返し　
• 要約　　　

の4つがあります。

また、普段のコミュニケーションで使えるポイントとして、

• 単純な聞き返しと複雑な聞き返しを使い分ける
• チェンジトークを見分けて拾う
• 正したい反射・間違い指摘反射をこらえる
• 一方的な情報提供をしない　

などがあります。

実際に二人組になってワークを行い、一方的な情報提供や正したい反射の体験、聞き返しで価値や思いを引き出す体験をしました。

スタッフの感想

〇研修を受けて、私たちは許可のないアドバイスをしがちですが、それは相手にとってとても不快なことだと知りました。

〇価値や思いを引き出す話し方を意識して訪問していこうと思います。

〇会話次第で上手く行動変容につなげていけるのだと思いました。難しいですが・・・。

〇なかなか自分のコミュニケーションを客観視できないので、振り返る機会になりました。