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地域デイ「きららサロン」でどこでも保健室が栄養講話を行いました♪

  • 活動報告
  • 2023年09月14日

9月12日(火)二子玉川地域で活動している「住民主体型地域デイサービス きららサロン」で、訪問看護課竹内洋子管理栄養士が「フレイル予防とタンパク質のとり方」についての講話を行いました。

 

こちらのサロンは要支援の方が対象で、とても人気があるそうです。要介護の認定を受けると退会しなければならないので、利用者のみなさんは健康維持に高い関心を持っているのだと、サロンの代表で運営リーダーでもある林さんからお話を伺いました。

 

林さんは以前から食べることや栄養について学びたいと考えていて、二子玉川あんしんすこやかセンターに相談したところ、専門職訪問で関わりのあった竹内管理栄養士を紹介してくださり、今回の講話につながりました。

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テーマは「フレイル予防とタンパク質のとり方」。

筋肉は常に合成と分解を続けていて、1日3回の食事でバランスよく必要量を摂取することが大切であることを学んでいただきました。

スクリーンショット (42).png1日の総タンパク質摂取量が十分であっても、1回ごとの食事でタンパク質が筋肉に合成される量を満たしていなければ、筋肉が作られません。

若い人は8グラムで筋肉が作られるのに対して、高齢者は20グラム以上摂らなければならないことが分かると、参加者からは驚きの声が聞かれました。スクリーンショット (43).pngまた、筋肉を作る為にはタンパク質を摂取するだけに留まらず、司令塔となるロイシンが必要で、それは乳製品に多く含まれていることや、良質なタンパク質を取ることを心掛け、少し足りないと思ったときに手軽にプラスするアイデア(チーズ、冷奴に納豆をプラスする等)も紹介されました。

スクリーンショット (44).png※アミノ酸のうち、体内で合成できない9種類は、必須アミノ酸と呼ばれています。ロイシンはこの必須アミノ酸の一つで、筋力アップに欠かせない栄養素となっています。

 

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参加者は講師の話に熱心に耳を傾け、話の合間には「ゆで卵を食べる場合はゆで方でタンパク質の吸収に差がでるのですか?」「タンパク質を摂る際の効率がいい食事の時間は?」等、意識の高さを感じさせる質問が飛び交いました。

講師から「卵は生より固ゆでの方が吸収は良けれど、楽しく食べることが大切。」ということを笑顔で回答されると、質問者は安心した様子でした。また、タンパク質の吸収が良いのは朝食時、カルシウムの場合は夜、というプラスアルファの情報も。

更に、筋肉を作る為にはエネルギーをしっかり摂ることが必要で、油を上手に取り入れる方法や食材の選び方の説明もありました。

油の摂取に関して参加者から「鶏肉の皮が好きで食べてしまうけれど、良いでしょうか。」という質問がありました。質問に対して講師は「高齢者はメタボリックシンドロームの予防というよりも、しっかり食べて栄養を摂らなければならないので、適度な油の摂取も必要ですよ。」とお話ししていました。

 

最後にタンパク質の含まれる料理やレシピの紹介があり、肉料理の並んだ絵の中から焼き鳥を選んだ男性参加者からは「これ(焼き鳥)と組になるもの(お酌をするような手で)があるから。」と声があがっていました。女性参加者からは、普段から健康を気遣いお料理をしていることが伺えるような発言も多く、自由に発言できる和やかな雰囲気の会場では、いつものサロンの様子を垣間見ることができました。

 

講話終了後、「これからは食事を大切にします。」「とても勉強になりました。」といった感想をいただきました。「実行することに意義がありますよ。」とリーダーから参加者への声掛けには、皆さんから笑みがこぼれていました。

 

高齢者に対しては、メタボリックシンドローム対策とは異なるので、身体の特徴を捉え栄養の摂り方も変えていかなければならないという点を踏まえた今回の講話は、参加者の関心を引き寄せていました。表紙.jpg【出典】

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