こんにちは、松原あんしんすこやかセンターです。
厚生労働省では、11月30日を「人生会議の日」としていますがご存じでしょうか。
11月24日に8月に続き、本年度2回目の「人生会議」について、いきいき講座を実施しました。
最近では人生会議を、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ともいわれていますが、
『もしものときのために、自らが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み』のことです。
前回は、人生会議というものをまず知ってもらう「初級編」を実施。今回は「実践編」です。
はじめに、参加者全員に5枚のカードを配り「最期に大切にしたい“こと”や“もの”」を記入してもらいました。その後、グループに分かれ5枚記入したカードから2枚を選んでもらいました。なぜその2枚のカードを選んだのか、5枚のカードにはどのようなことを書いたのか、グループのなかでそれぞれの想いや考えを、話し合ってもらいました。
↑ ある参加者のカードです。
参加者自身が、身の回りの人の「最期」に関わったことがあるかないかによって考え方もいろいろ違い、グループで他の人の意見をきくことで、「自分の考え方と反対の人がいることに驚いた」「グループに分かれていろいろを話合う時間、人の話を聞く時間はとても参考になりました」などと感想がありました。
また、講座の最後に職員から地域で関わっていた方の最期について、話をしました。
闘病生活を自宅で送っている方で、できるだけ自宅で過ごしたい、身寄りがないので最終的に献体をしたいと決めていた方でした。しかし、実際にはご希望通りにはいきませんでした。
職員がその方から学んだことについてお話をしたところ、皆さん興味を持って聞いていただきました。
先のことだから想像がつかないとか、まだ考えたくないという方もいらっしゃると思いますが、自分や家族が希望する最期について考えて、誰かに伝えておくことの大切さが少しでも伝わったら嬉しいです。
参加者から、帰り際に「次回もよろしくお願いします」という意見も多くいただきました。人生会議、ACPについて今後も繰り返し開催していきたいと思います!