「子どもの居場所づくり」研修を終えて

上北沢あんしんすこやかセンターでは、職員が地域の子どもたちが放課後の居場所として集える活動に参加し、子ども分野における地域づくりを考える、有意義な時間を過ごさせていただきました。

下校後、子どもたちは三々五々集まり、夕食後までの時間をいろいろな関りをもちながら過ごしています。エネルギーが余っている子どもたちは喧嘩になったり、職員に甘えたり。そんなやり取りの中、「〇〇したほうがいいよ。」「少し、距離が近いかな。」等、職員が言葉を添えていました。

また、写真にもあるように、友だちから　「いわれてうれしいことば」「いわれていやなことば」をみんなで共有し、相手の気持ちを考え思いやる心を育む時間があることを知り、人と人との良好なつながりを作るために何が必要なのかを考え丁寧に実践している様子をうかがうことができました。

四者連携による地域包括ケアの地区展開において、あんしんすこやかセンターに何ができるのかはまだまだ模索中ですが、児童館との連携による相談・見守りの強化、子育て家庭への支援、遊びを通じた子どもの育成等、地域課題への取り組みを続けていきます。

区内のあんしんすこやかセンターでは、地区のまちづくりセンター、社会福祉協議会と連携し、福祉に関するあらゆる困りごとの相談を受け付けています。アセスメントの結果、専門的な支援が必要な場合には、専門の関係機関に適切に繋げています。また、窓口で受けた相談から地区の課題を抽出し、三者で連携して地域資源開発を行う「参加と共同の地域づくり」も実践しています。令和４年５月からは三者に児童館が加わり、子ども分野における地域資源開発にも力を入れて取り組んでいます。