今年も事例報告会を開催しました。
訪問看護ステーション5ヵ所の看護師等約70名がオンライン等で参加しました。
▲オンラインで実施しました
日ごろの訪問からの学び、悩んだ時に検討を重ね訪問看護の提供が継続出来ている経過、訪問看護が抱えている課題などがテーマの事例報告6事例を提供いただきました。
・「もぐもぐチーム」(※)の活動報告 とろみ飲料の研究と企業との連携
・共働きの両親の子育てを支援する ~訪問看護でできることは~
・迷いつつ踏み入った、「セルフ・ネグレクト」困難事例の振り返り
・「ミトコンドリア病から複数の疾患を抱えている利用者さんへの関わり」
~正確にお薬をセットしたい!傾聴したい!看護師の葛藤~
・医療ケア児の成長に合わせた入浴方法について
・あなたはNOと言えますか?~セクシャルハラスメントを通して見えたこと~
※「もぐもぐチーム」は、最後まで口から食べるをテーマに多職種で結成された専門職研究チームの名称です。
▲発表者、参加者のようす
実施後のアンケート(一部)
・とろみに関する新しい知識や嚥下姿勢などが学べて、すぐに役立てられる発表だった。
・利用者のご家族の希望に寄り添う、大変な訪問調整をされたと思います。今後もあるような事例で学びになりました。
・介入のきっかけを見逃さず、環境や食生活など改善することができ、凄いなと思いました。
・本人のストレングス(強み)を活かした関わりに繋がることができ、見習おうと思いました。
・医療的ケア児の成長と同時に家族の成長、身体心理面と共に社会的側面への視野拡大の必要性についても考えさせられる事例と感じた。
・一人で抱えこまず、組織として対応してゆく事が大切と学びました。上司に報告した時大変な思いをした事をありのままを受け入れて貰えた事が嬉しかった、と言われた事が印象に残りました。
このように、寄せられるたくさんの意見・感想は発表者を力づけてくれます。
事例報告会の事例からの学びや新しい情報を共有することでスタッフのスキルアップにつながると考えます。今後も地域の皆様へ必要とされる質の高い訪問看護の提供できるよう努めていきます。