「おいしい笑顔を増やしたい 口腔と栄養」
訪問看護定例会において、専門職グループ勉強会「もぐもぐチーム」から、渡辺歯科衛生士と管理栄養士の竹内が「おいしい笑顔を増やしたい」をテーマに講義を担当させて頂きました。
歯科衛生士からは、食事を食べるためのお口の機能やケアについて在宅で気をつけるポイントや、たくさんの画像による具体的なケアの仕方のお話がありました。
管理栄養士からは、介護食作りの負担を減らすための市販の介護食の利用の仕方や、誤嚥のリスクを減らすための完全側臥位法という新たな手技についてお話しました。
終了後に感想を直接伝えて下さるなど、皆さんが関心を持って頂けたのではと思います。
最期まで口から食べることは多くの人の願いです。もぐもぐチームでは多職種が課を超えて「食べる」ことについてそれぞれの専門性を活かして勉強しています。
今回はWeb研修でしたが、今後各訪問看護ステーションに出向いて実習などを行っていく予定です。
「口腔」と「栄養」はとても大切な要素ですが、在宅サービスにはなかなか取り入れられていないのが現状です。しかし、「食べることと、食べる機能」について問題がある利用者は多く、フレイルや病気の重症化につながるリスクがあります。
事業団の在宅サービスでは、これからも「食べることや食べる機能」について取り組み、利用者様のおいしい笑顔をふやしていきたいと思います。