こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。
7月3日(水)に、アリア松原(介護付き有料老人ホーム)のダイニングルームで「いきいき講座」を開催しました。
今回のテーマは、
『聴こえのフレイル(ヒアリングフレイル)について知ろう~補聴器による聴こえのサポートを実際に体験してみませんか~』
です。
“ヒアリングフレイル”とは、耳の虚弱(聞き取る機能の衰え)のことです。
聴力の衰えは、気づきにくく20代から徐々に進行します。
加齢による聴力の衰えは、個人差はありますが、避けることはできません。
生活に支障をきたすようになると『難聴』と診断されます。
70歳以上の高齢者の約63%が老人性難聴と言われています。
・高い音域から聞こえづらくなる
・聞き間違いや、言葉の“さしすせそ”の判別が難しくなる
・大勢の中での会話が苦手になる
・早口が苦手になる
・音は聞こえるが何を言っているのか判らなくなる
耳の聴こえにくさから
会話に参加することが困難になることで、外出や人とのつながりが減り、認知症やうつ状態となるリスクが高まります。
まず、聴こえの変化を感じたとき、どこに相談すればよいのか?
今年の4月に世田谷区で開始された補聴器助成制度など、耳の聴こえに関するサポートについて
世田谷区保健センターの専門相談担当者の方から説明をしていただき学びました。
そして補聴器とはどんなもので、どうやって選べばよいのかについて
日本補聴器販売店協会に加入している補聴器相談員から説明をしていただき
実際に補聴器の体験を行いました。
参加者からは
「補聴器を実際につけるのは初めて。こんなふうに聴こえてびっくり!」
「耳掛け補聴器は目立たなくていい」
「電池交換しなくても、充電できるタイプもあって便利!」
「集音器と補聴器の違いがわかって良かった」
等の感想をいただきました。
耳の聴こえの衰えについて
聴こえないから、年だからと、そのままにしておくと聴覚神経はどんどん衰えます。
補聴器を使うことは、聴覚神経に刺激を与え、聴力の低下を遅らせると言われています。
自分に合った調整で正しい使い方をしていきましょう。
また、普段から歌うことは、脳の刺激にもなり耳のよい訓練になると言われています。
声を出し、自分の声を聴くことは、ストレス発散にもなります。
歌が苦手な方は、新聞や本の朗読などもおすすめだそうです。
まずは、耳の聴こえの変化について、気づいたときに医療機関等に相談することが第一歩です。
早期発見と早期対処で、健康寿命を延ばしましょう!
今後も、あんしんすこやかセンターでは健康や介護予防に関する様々な講座を企画しています!
ご案内は町会・自治会、区の掲示板にも掲示しますので、こまめにチェックをしてみてください。
皆さまのご参加をお待ちしております。