皆さん こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。
7月26日(金)に地区連携医事業を開催しました。
今年度4回目となるこの日は、医療講座として、吉川内科医院 呼吸器内科専門医の 保坂悠介先生をお招きし、『在宅医療における呼吸リハビリテーション』について学びました。
参加者は34人で、ケアマネジャー、訪問看護ステーションの看護師、理学療法士、相談員、デイサービスの介護職、薬剤師、福祉用具専門相談員など様々な職種が集まりました。
慢性呼吸器疾患は予後の予測が難しいこと、
徐々に進行していく病気のため、まずは支援者が患者さんは苦しさや不安を常に抱えていることを理解することが大切です。
そして、呼吸器リハビリテーションは、
・リハビリテーションによって呼吸苦を軽減すること
・生活の質をあげるために、医師だけでなく普段の生活を見ている在宅チームが情報を共有しながら生活全体を支援していくこと
が目的であるとお話いただきました。
また、呼吸器疾患を抱える方のACP(アドバンス・ケア・プランニング)として、
「リハビリで何を目指すか」
「どのような生活を送りたいか」
「最終的な療養場所まで見据えて、その都度、患者さんや家族と話し合いをしていくこと」
が大切であると再確認しました。
参加者からは、
「リハビリと言っても、運動だけでなく、栄養指導や姿勢、環境整備なども必要だということが分かった」
「利用者さんそれぞれ家族構成、生活背景も異なるので、本人たちがどうしていきたいかという気持ちを大切にして寄り添っていきたいと思った」
等、たくさんの感想をいただきました。
松原あんしんすこやかセンターでは、最期まで安心して暮らし続けることが出来る松原地区を目指して、これからも地区連携医 吉川内科医院 吉川昌男先生を中心に多職種での学びを深めていきたいと思います。