皆さん こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。
8月2日に、社会福祉協議会松原地区事務局と合同で、「夏休みこども福祉講座」を開催しました!
当日は小学2年生から6年生まで8人のお子さんと、3人の保護者の方が参加されました。
また、5人の地区サポーターがお手伝いに来てくださいました。
前半は視覚障害者が使用する白杖と声掛けのポイントについて学び、後半は点字体験と高齢者疑似体験を行いました。
点字体験では、自分の名前を点字用の厚紙に点字器を使って名刺を作ったり、
身近なトイレや自販機にある点字を読む体験をしました。
高齢者体験では、高齢者の身体や心の変化について学んだあと
高齢者疑似体験グッズを装着して、いくつかのミッションにチャレンジをしてもらいました。
↑疑似体験グッズの中身
・重りを入れたベスト
・肘と膝を固定するサポーター
・手首、足首に着ける重り
・音が聞こえづらいイヤーマフ
・白内障を想定したゴーグル
・指先の感覚が鈍くなるような軍手
・杖
装着した途端に、「足が重い・・・!」
「早く歩けない!」と変化を実感していました。
まずは普段からやり慣れている「ラジオ体操」にチャレンジ!
「手が上げづらい・・・」「膝が曲がらない・・・」と、いつものように軽々とは出来ません。
続いて、ペットボトルの蓋を開ける、お財布から小銭を出す、塗り絵をしてみるなどの細かい作業にチャレンジしました。
「お財布から小銭を出すとき、つかみづらく見えづらい。支払いのレジでは焦ってしまいそう」
また、白内障を想定したゴーグルでぬり絵をしてもらったところ、全体がぼやけて見え黄色っぽく見えるため、
「青色とむらさき色の違いがわからない。いつもならもっときれいに塗れるのに・・・」
と戸惑う姿もありました。
さらに、杖をついて館内の移動にチャレンジ!
「エレベーターでは、杖を持っているとボタンが押しづらく、高い場所のボタンは押せない」
思わず座ったベンチでしたが、座ったベンチからいざ立ち上がるにも足が曲がらず立ち上がれない・・・ベンチの高さの違いにより、立ち座わりのしづらさも体験できました。
色々チャレンジしてもらいましたが、地区サポーターの皆さんが横について対応してくださり、安全に行うことが出来ました。
最後に参加されたお子さんや保護者の方からは
「想像以上に動きづらかった」
「実際に体験したことで、高齢者の気持ちを理解できた」
「これからは相手の気持ちに寄り添った行動ができたらいいなと思った」
「車いすや、白杖の体験もしてみたい」
との感想をいただきました。
まちには、色々な人がいます。まずは知ってもらうことが大切だと考えます。
今回の講座が、みなさんのまちや福祉について興味を持ってもらうきっかけとなってよかったです。
相手の気持ちや立場になって考えることができれば
松原のまちは、みんなが住みやすく、もっとやさしいまちになると思います。