皆さん こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。
9月20日(金)に松原地区連携医事業を開催しました。
今年度6回目となるこの日は、
「ACP(アドバンス ケア プランニング)をどう実行するか」
をテーマに、ロールプレイを行いました。
Aさんの50代、70代、80代で設定し、
Aさんを演じる参加者で家族構成、仕事、キーパーソンなど背景を決めました。
かかりつけ医の役は、地区連携医の吉川内科医院吉川昌男先生で、張り切ってロールプレイに参加されていました。
血圧が高くなってきた50代のAさんが、かかりつけ医を受診し、診療室の場面からスタートです。
主治医より
「血圧コントロールをしていきましょう」
と話しがあった後、
「何かの機会に年をとることについて、家族と話しておくことも大事ですよ」
と話しがありました。
診療室の場面の後は、自宅に帰ってからの設定です。
Aさんは主治医に言われたことを妻に伝え、将来のことを妻と話しました。
Aさんの80代のロールプレイでは、
脳梗塞となり、介護サービスを使い始める設定とし、
長男、ケアマネジャー役も加わり、自宅でどのような介護サービスを受けることが出来るのか、お金のことなど具体的な話が出ました。
ロールプレイ後の意見交換では、
「ACPを皆で共有することが出来るようにサービス担当者会議録など紙に残している」
とケアマネジャーから話しがあり、吉川先生も、
「書いて残して、皆で共有するものがあれば方向性がぶれないので、とても良い方法だ」
と話されていました。
参加者は21名で、ケアマネジャー、訪問看護ステーションの看護師、デイサービスの介護職、薬剤師、福祉用具専門相談員など多職種が集まりました。
実際のロールプレイを見て、
「具体的で分かりやすかった」
「ロールプレイでACPを身近に感じることが出来た」
「リアルに感じることが出来た」
「年齢、ライフステージによって、アプローチが違うと感じた」
とたくさんの感想をいただきました。
初めての試みでしたが、ライフステージや体の変化によって気持ちが変わり、考えることが変わっていくことが分かり、その都度話していくことが大切であると実感しました。
今後も地区連携医 吉川内科医院吉川昌男先生を中心に多職種での学びを深め、最期まで安心して暮らし続けることが出来る松原地区を目指していきたいと思います。
参加をご希望の方は、松原あんしんすこやかセンターまでご連絡ください。