皆さん こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。寒さが身にしみる季節になりましたね。
12月6日(金)に今年度8回目となる松原地区連携医事業を開催しました。
「在宅における栄養・水分摂取の考え方~点滴・胃廔・中心静脈を中心に~」
をテーマに吉川内科医院 吉川昌男先生よりご講義いただきました。
ケアマネジャー、病院のソーシャルワーカー、
訪問看護ステーションの看護師・作業療法士、
デイサービスの介護職、薬剤師、福祉用具専門相談員など
多職種が集まりました。
長期間の入院は廃用性症候群を生じる可能性が高く、
在宅の環境は高齢者にとって安心・安楽できる空間であるため、
早期に退院し、在宅で治療をしながら治癒を目指していく方法は有効となります。
治療が必要な状態で自宅に帰る場合、ルートの確保の視点が障壁になることがあります。
末梢静脈での点滴投与は維持が難しいため、
在宅で管理がしやすいCVポート(中心静脈カテーテルの一種、皮下に埋め込みするもの)を
造設して退院することがベストですが、
病院側の在宅医療の知識の乏しさ、
病院側と在宅側のコミュニケーション不足などが課題であるとお話がありました。
また、在宅で看取りの場合、治療や延命目的ではなく、
家族が死を受け入れるための時間として点滴を行うことを症例を交えながらお話いただきました。