皆さん こんにちは!
松原あんしんすこやかセンターです。
6月26日(木)に第3回松原地区連携医事業を開催しました。
「医療・介護現場におけるカスタマーハラスメントについて」をテーマに
梅田耕明先生のご講義とグループワークを行いました。
ケアマネジャー、病院の相談員、訪問看護ステーションの看護師・理学療法士、
デイサービスの介護職、薬剤師、福祉用具専門相談員など27人の多職種が集まりました。
講義にてカスタマーハラスメントとは、
具体例として暴言、過度な診療要求、金銭要求、不当なクレーム、
身体的威嚇、SNSでの誹謗中傷などがあり、
背景要因として疾病や障害に伴う心理的影響、
介護ストレスや家庭内事情、診療・サービスへの誤解や期待のギャップ、
認知症や精神疾患の影響があるとお話がありました。
対応の基本姿勢は、一人で抱え込まない、早めに報告・相談をする、
安全最優先、記録に残す、事業所として対応することであると先生より助言がありました。
グループワークでは、
事業所内で統一した対応や一人ではなく
チームとして対応していくことが大切である、
対象者の理解度に合わせて対応する必要がある、
世代間によってカスタマーハラスメントの受け止め方が異なる、
人によってカスタマーハラスメントの感じ方が異なるため
事業所内で共有することが大事であるなど意見が出ました。
参加者からは
「今後、自分自身と事業所の職員を守り、
利用者様へよりよい支援を続けるために気を付ける点を再確認でき、
他事業所の方の対策を知ることができ良い機会でした」
「ハラスメントと自分で判断するには難しいテーマでしたが、
様々な業種の方と経験や意見を交換できとても勉強になりました」
などの感想をいただきました。
カスタマーハラスメントは難しい問題ですが、背景要因を理解し、
対応方法を個人ではなくチームで考え対応できるとよいなと思います。
これからも地区連携医の松原アーバンクリニック 梅田耕明先生を中心に多職種で学び、
誰もが安心して過ごせる松原地区を目指していきたいと思います。