令和7年度第二回あんすこ居宅連絡会を、10月17日(金)開催いたしました。
昨今、個人や家族の形も多様化・複雑化し、さまざまな課題を抱える家族との関わりの中で、支援者が悩みや困難さを感じることもあります。
今回のテーマは「多問題を抱える家族について」で、講師に桜新町アーバンクリニック 野澤宗央医師をお迎えし、事例検討と意見交換を行いました。
第一部のグループワークでは、付箋と「あんしんすこやかセンター」「居宅支援事業所」「あんすこ・居宅両方」に分類するための用紙を使用しながら、まずそれぞれが課題と捉えた部分を付箋に記入しました。
その後、意見を記入した付箋をそれぞれができる事・一緒に対応する事などに分けながら用紙に貼り、意見交換を行いました。
グループワーク後の第二部は、講師の先生からの講評と意見交換の時間とし、課題を整理しながら優先順位をつけて解決方法を検討することなど、疾患の医学的見地に基づいた多くのご助言をいただきました。
今後も、あんしんすこやかセンターと居宅介護支援事業所など支援者間の連携の重要性などについて学びを深め、日々の支援・実践に生かすことができるよう取り組んでいきたいと思います。
<参加者アンケートより>
・それぞれの視点や役割をもとに意見交換でき、あんすこと居宅の役割について、より理解が深まった。
・課題の多い対象者こそ、多職種で関わるチームケア・連携の重要性を再認識できた。
・支援困難ケースには、その問題点だけに焦点を当てがちだが、大前提にある「いかに命をつなぐか」という視点に立ち返ることができた。
・認知症やパーキンソン病への薬が与える影響について知識を深められた。
・問題点を整理する視点の持ち方、疾患についての見立てが大変勉強になった。
などの回答が得られ、貴重な学びの機会となりました。
【参加事業所】