こんにちは!
北沢あんしんすこやかセンターです。
秋も深まり、朝夕の空気の冷たさを感じる季節となってまいりました。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
10月23日(木)きたざわ苑 地域交流室にて、
いきいき講座「人生会議(ACP)をはじめるために‼」を開催しました!
講師は下北沢病院 院長/下肢・足病総合センター長である、
菊池恭太医師です。
今回は地域の65歳以上の方とそのご家族、総勢21名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、人生の最終段階における医療やケアについて、ご本人がご家族やケアチームと事前に繰り返し話し合うプロセスのことです」
講座の冒頭では、講師の菊池先生よりACPの意味について説明がありました。
ACPとは何か、人生会議とは何か、初めて知る方も多数いらっしゃった今回の講座。
参加者の方々が、先生の言葉を真剣な表情で聞き、頷きながらメモを取っている姿が印象的でした。
講座の中で菊池先生から、
「正解はない。答えを出さなくてもいい」
「意向が変わるのは当たり前で、変わってもいい。事前に話し合っておくことが大切」
といったお話がありました。ACPは1度話し合って終わるものではなく、繰り返し話し合うことが大切であることを学びました。
また、厚生労働省作成のビデオを視聴し、実際の事例を通してACPの進め方やその効果を具体的にイメージすることが出来ました。
いつ、どのようにACPを始めたらよいのか・・・
そのタイミングについても触れられました。
「早すぎず、遅すぎず」
「タイミングを見逃さない」
話の切り出し方についても具体的な例を挙げて説明があり、講演後のアンケートでは、実践してみますという前向きな声が見られました。
講座の後半は、開催場所となった「きたざわ苑」の職員の方々より、介護サービスについての説明をしていただきました。
参加者の中には、配布資料に下線を引きながら聞いている方や、一緒にご参加いただいたご友人の方と「すごいね!」と興味深そうに話している姿が見られました。
その後の施設見学にも多くの方が参加され、実際の設備やサービスをより具体的に知ることが出来る機会となりました。
「もしもの時に備えて、今から少しずつ考えておくことが大切」
今回の講座は、そんな気づきを得る貴重な機会となりました。いつまでも自分らしくあるために、大切な人と向き合う時間をつくれるといいですね。
北沢あんしんすこやかセンターでは、今後も地域の皆様が安心して暮らせるよう、様々な講座を開催してまいります。
今回講座で紹介されたACPについての動画は、厚生労働省のYou tubeチャンネルに掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
【人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング) 国民向け普及・啓発事業~人生会議について考えるきっかけをつくるために~Vol.1】