訪問看護から6月の定例会のご報告です。
今回は東京都立大学の小野若菜子先生をお招きして、
「現代の家族の課題と支援 療養生活支援から看取りに焦点をあてて」
というテーマで学びました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング=人生会議)
人生の終わり(終末期)に近づいたとき、どこでどのように過ごしたいか。
望む医療やケアについて前もって考え、患者様の意思決定を基本としてご家族様や医療ケアチームと繰り返し話し合い共有する取り組みのことであると改めて確認しました。
介護・看護が必要になってからの人生は、関わる家族にも大きく影響します。
生前の状況やケアが残されたご家族の心に残っていくものであるし、ご家族はその大切な人の死を受け止めてその後も生きていかなければなりません。
ご家族の方も後悔のなく、前向きに進んでいけるために、私達医療者はACPについて常に念頭に置き、対応していく必要があると再認識いたしました。
これからも定例会をはじめとしたあらゆる機会を通じて、より質の高いサービスを提供できるよう職員一丸となって取り組んでまいります。