緑鮮やかな季節となりました。芦花ホームの4階には屋上庭園があります。晴れた日には、富士山も見られ、ご利用者様のちょっとした憩いの場にもなっています。
5月下旬のある日、嬉しい出来事がありました。それは・・庭園に植えてある柚子の芽が出始めたのです!この柚子の芽は、今年の冬至に楽しんだ柚子湯の「柚子の種」をご利用者様が鉢に植えたことから始まりました。
種を植えてくださったご利用者様は、入所される前、ご自宅でご家族様と一緒に大切に柚子の木を育てていたそうです。そして、お住まいがあった場所に建てた賃貸住宅は、建物名に“ゆず”という言葉が入っているほど、柚子にはとても思い入れがあるそうです。また、「桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年」ということわざがあることを聞きました。柚子が実をつけるのに十八年もかからないため、十八年を半分にして、「柚子は九年で花盛り」とも言われているそうです。ご利用者様は、「育った実で柚子湯に入るのが楽しみだわ」と優しい笑顔で溢れていました。
ご利用者様が植えた種から元気な芽が出始め、私たち職員もとても嬉しく思います。これからもご利用者様の思いと共に大切に成長を見守りたいと思います。
◆植えてくださったご利用者様です。
◆庭木の手入れをしてくれている職員との写真です。◆こんなにたくさんの芽が出ました!
◆屋上庭園の様子です。晴天の日は、写真中央あたりに富士山が見えます。