1月のある日・・ご利用者様から、世田谷の伝統行事である「繭玉飾り」のお話を伺いました。繭玉飾りは、世田谷区民家園でも取り組まれている小正月の行事です。区民家園では、繭玉を飾って豊作を祈願したり、また、繭玉に飾る白蛇も大事な守り神となっているそうです。
芸術家でもあるそのご利用者様は、数十年前に世田谷の文化、伝統を探求されていたそうで、伝統行事でもある繭玉飾りや、世田谷区の「区の花」でもある鷺草(さぎそう)伝説について熱心にお話してくださいました。
その熱心な思いに心打たれ、職員も繭玉を作ってみました!
フロアで過ごされるご利用者様にも小正月の行事を楽しんでいただけたら嬉しいです(^^)
繭玉飾りとは・・
養蚕が行われていた地方では、小正月の行事で、繭玉(まゆだま)飾りが行われました。
繭玉飾りとは、その年の蚕がよく育つようにとの祈りを込めて、上新粉で繭に見立てた団子を作
り、ネコヤナギやケヤキ、ミズキなどの枝にさして飾るものです。日本各地で様々な色、形の飾りがあるそうです。